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レクチャー刑法総論 第3版 新刊

内容説明

 法学部生や法科大学院未修者を意識して叙述された刑法総論の体系書。 専門用語をかみ砕いて説明し, なぜその言葉が使用されるのかを日常用語との関連で述べるようにしています。 さらに, 刑法の体系を明らかにして刑法理論の全体像を理解できるよう, 理論の背景, 個々の論点の由来と体系とをくわしく説明し, 具体的に妥当な結論を導き出す理論といえるかどうかという観点からの指摘も意識的に提示されています。 第3版では, 性犯罪厳罰化等の平成29年法改正に対応しています。


<主な目次>

第Ⅰ編 刑法および刑法理論
  第1講 刑法の意義と機能
   第1節 刑法および刑法学の意義/第2節 刑法の法源/第3節 刑法の解釈/第4節 刑法の機能
  第2講 刑法理論
   第1節 新旧学派の対立/第2節 現代の刑法理論
  第3講 罪刑法定主義
   第1節 意義と沿革/第2節 罪刑法定主義の派生的原則
  第4講 刑法の適用範囲(刑法の効力)
   第1節 時間的適用範囲(時に関する効力)/第2節 場所的適用範囲(土地に関する効力)/第3節 人的適用範囲(人に関する効力)

第Ⅱ編 犯罪論
  第5講 犯罪論体系の構成
   第1節 一般的行為概念/第2節 通説・判例の立場
  第6講 構成要件該当性と構成要件論
   第1節 構成要件論の意義と沿革/第2節 構成要件の種類
  第7講 犯罪の主体
   第1節 犯罪の主体の意義/第2節 法人の犯罪能力/第3節 両罰規定
  第8講 構成要件的行為
   第1節 構成要件的行為の意義/第2節 種々の行為論の内容
  第9講 因果関係
   第1節 刑法における因果関係の意義/第2節 条件説・原因説/第3節 相当因果関係説/第4節 判例における因果関係
  第10講 構成要件的故意
   第1節 刑法38条の意義/第2節 故意の犯罪論体系上の地位/第3節 故意の認識的要素/第4節 故意の意思的要素/第5節 錯誤による故意の阻却
  第11講 構成要件的過失
   第1節 新旧過失犯論争/第2節 構成要件的過失の内容/第3節 信頼の原則/第4節 構成要件的過失の種類/第5節 過失の競合
  第12講 不真正不作為犯
   第1節 不真正不作為犯と罪刑法定主義/第2節 不真正不作為犯の成立要件/第3節 作為義務の犯罪論体系上の地位/第4節 作為義務の発生根拠
  第13講 具体的事実の錯誤
   第1節 錯誤論の意義/第2節 構成要件的事実の錯誤の種類/第3節 方法の錯誤/第4節 客体の錯誤/第5節 因果関係の錯誤とヴェーバーの概括的故意
  第14講 抽象的事実の錯誤
   第1節 抽象的事実の錯誤に関する抽象的符合説と法定的符合説/第2節 構成要件的符合の意義
  第15講 構成要件的事実の錯誤と違法性の錯誤との区別
   第1節 区別の意義/第2節 故意説と責任説
  第16講 違法性の本質
   第1節 主観的違法性説と客観的違法性説/第2節 主観的違法要素の理論/第3節 形式的違法性と実質的違法性/第4節 行為無価値論・人的不法論と結果無価値論・物的不法論/第5節 違法性における事後判断と事前判断
  第17講 違法性阻却事由・正当化事由の意義と種類
   第1節 違法性阻却事由・正当化事由の意義/第2節 違法性阻却事由・正当化事由の統一的原理/第3節 違法性阻却事由・正当化事由の種類/第4節 可罰的違法性の理論
  第18講 一般的正当行為
   第1節 法令行為/第2節 正当業務行為/第3節 労働争議行為/第4節 被害者の承諾/第5節 被害者の推定的承諾/第6節 治療行為
  第19講 安楽死・尊厳死
   第1節 安楽死/第2節 尊厳死
  第20講 緊急行為
   第1節 緊急行為の意義/第2節 正当防衛と緊急避難の相違点/第3節 過失犯と過失による緊急行為
  第21講 正当防衛
   第1節 正当防衛の正当化の根拠/第2節 正当防衛の要件/第3節 過剰防衛/第4節 誤想防衛
  第22講 緊急避難・その他の違法性阻却事由
   第1節 緊急避難/第2節 自救行為/第3節 義務の衝突
  第23講 責任論の構造
   第1節 責任の実質/第2節 法的責任論と自由意思/第3節 違法性と責任との関係/第4節 行為責任・性格責任・人格責任/第5節 心理的責任論と規範的責任論
  第24講 責任能力
   第1節 責任能力の意義/第2節 責任無能力・限定責任能力/第3節 責任能力の位置づけ/第4節 責任能力の種類/第5節 保安処分の意義と種類/第6節 責任能力の存在時期/第7節 責任能力の立法形式
  第25講 原因において自由な行為
   第1節 原因において自由な行為の意義/第2節 「行為と責任の同時存在」の原則/第3節 間接正犯類推説/第4節 広義の行為説/第5節 限定責任能力と原因において自由な行為
  第26講 違法性の認識ないしその可能性
   第1節 違法性の認識の意義/第2節 違法性の錯誤/第3節 違法性の錯誤における「相当の理由」
  第27講 期待可能性
   第1節 期待可能性の意義/第2節 期待可能性の理論/第3節 期待可能性の体系上の位置づけ/第4節 判断基準/第5節 期待可能性の錯誤
  第28講 未遂犯
   第1節 未遂犯の意義/第2節 未遂犯の処罰根拠
  第29講 実行の着手と結果の不発生
   第1節 意義/第2節 学説/第3節 判例の立場/第4節 結果の不発生
  第30講 中止未遂(中止犯)
   第1節 中止未遂・中止犯の意義/第2節 中止未遂の法的性格/第3節 中止未遂の要件
  第31講 不能犯
   第1節 不能犯の意義/第2節 不能犯学説/第3節 具体的ケースの処理
  第32講 共犯論の基礎
   第1節 共犯の意義/第2節 共同正犯と「一部実行の全部責任の原則」/第3節 犯罪共同説と行為共同説/第4節 過失犯の共同正犯/第5節 「一部実行の全部責任の原則」の理論的基礎づけ
  第33講 共同正犯・教唆犯・幇助犯
   第1節 共同正犯と共犯との区別/第2節 共謀共同正犯/第3節 共犯の従属性/第4節 共犯の処罰根拠/第5節 間接正犯と教唆犯/第6節 共同正犯の成立範囲/第7節 教唆犯/第8節 幇助犯(従犯)/第9節 共犯と身分/第10節 共犯関係からの離脱/第11節 犯罪の成立要件論を終えるにあたって
  第34講 罪数論
   第1節 罪数論の意義/第2節 罪数の基準/第3節 本来的一罪/第4節 科刑上一罪/第5節 かすがい現象/第6節 併合罪

第Ⅲ編 刑罰論
  第35講 刑罰論
   第1節 刑罰の本質/第2節 刑罰の分類/第3節 死刑/第4節 懲役,禁錮,拘留/第5節 罰金,科料/第6節 没収/第7節 追徴/第8節 刑の適用/第9節 刑の免除/第10節 各種の刑の執行/第11節 刑の全部の執行猶予/第12節 刑の一部の執行猶予

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